こんにちは、わたしです。
2024年、自分で書いていてびっくりしてしまいますが、先日30歳の誕生日を迎えました。
振り返ってみると、このブログは2018年24歳の頃に始めたので、もう6年が経っているんですね…!
…と、このままブログの歴史をさかのぼっていくと、壮大な話になってしまいそうなので(?)話を戻しますがお誕生日にドミニク・ブシェ トーキョーに連れていってもらい、お祝いしていただいたので、それについて書いていきたいと思います。
お誕生日当日の18時にコース開始。
同じ来店時間の人がいないのかなという位に各テーブル来店時間がバラバラでした。(偶然かもしれないけど…)
レストランの入り口にドミニク・ブシェの友人の画家・ピエール=マリ・ブリッソンの踊り子のアートがあるのですがこれがレストランのアイコンになっているようで至る所にありました。
このお皿もレストランのために作っていただいたオリジナルのものなんだとか。
パリのアパルトマンをイメージしたという店内。
すごく素敵…一見壁に見えるパーテーションは可動式(上に釣られていて実は触ると揺れるしフェルト素材になってる)なのですが長年勤めている熟練のスタッフしか動かすことができない…とわたしたちが壁(パーテーション)を興味津々に眺めているとギャルソンのお兄さんが教えてくださいました。
本日のコースはHarmonieというもののよう。
メニューに日付も入っているのが素敵♡
乾杯のシャンパーニュをいただきました。
こちらのオリジナルのものでピエール・ミニョン ブラン・ド・ブラン ブリュット グラン・クリュというものみたい。エチケット撮らせていただくの失念したけれど素敵だった♡
PETITS SALÉS | プティ・サレ
まずはシャンパーニュにあわせてフィンガーフードを。
とうもろこしや鯖、そして軽めのチーズなどこんなに小さいのにしっかり美味しいものばかり。
右の煮凝りみたいなやつ(絶対なんか違う)美味しかった。
AMUSE-BOUCHE
アミューズ・ブーシュ
つるりと皮が剥かれたトマトの中にはアボカド、周りにはシャンパーニュのジュレにカリカリのチーズがぐるり。
そして上にはキャビア…!
絶対に間違いのない組み合わせ。とってもとっても美味しいです。
「25歳くらいまではお高い料理ってよくわからない複雑なお味がすると思っていたけれどここまでのレベルに来ると分かりやすい、シンプルなのに美味しい、になるよね」なんて偉そうに語ってしまったわたし。
ハードなフランスパンがやってきました。
パンがシンプルに美味しいレストラン、絶対いい店なんですよね。
CARPACCIO DE CREVETTE | TABOULÉ DE BASILIC ET MENTHE
ボタン海老のカルパッチョ バジルとミント風味のタブレ
そしておしゃれな一皿が…!海老のカルパッチョ…?雲丹乗ってるんだけど…?
好物ばかりでテンションが上がりますね。
海老の姿は見えませんがしっかり海老のお味!にバジルの華やかな香りが鼻を抜けて最後に雲丹~~!
雲丹…えぐみもなんもなくてとろける美味しすぎる…。
個人的にこのお皿が一番好きだったかもしれません。
そして海老に合わせて白ワインを追加。失念してしまったのですがすごく美味しいワインでした。
白ワインらしいえぐみ?苦み?みたいなのが全くない…清涼感たっぷりです。
KINMEDAI EN ÉCAILLES CROUSTILLANTES | SAUCE DE BISQUE
金目鯛の鱗焼き ソース・ビスク
そしてお魚料理。金目鯛の鱗焼きに目の前でビスクソースをそっとかけてくださいます。
添えられてあるのはミニ…というかマイクロ?サイズの花きゅうりにズッキーニ。
小さくて可愛い。
鱗はぱりっぱりなのに中はほろほろ…ほくほくというかミディアムレアなのでは…?といった絶妙な火入れ。
こちらもすごく美味しかった。
パンの追加が来てしまいわたしのお皿がいっぱいに(笑)
丸いものが蜂蜜を練りこんでいて食事を邪魔しない程度のほのかな甘みが美味しい…
もう一つは全粒粉のパン。周りがさっくさくで美味しかった。
PIGEON RÔTI | SAUCE AUX QUATRE POIVRES
フランス産鳩肉のロティソース・キャトルポワヴル
最後にお肉料理です。
フレンチの高級食材・鳩肉です。以前鳩を食べたときはお頭がついていて気持ち悪かったのですがこちらはいなくてよかった!
骨のついた部位はそのまま手掴みでいただきフィンガーボールで指を洗います。フィンガーボール、実践で使ったの初めてかも…
脂がのっていて美味しかったですが…やはりわたしには鳩はちょっと早かったかも。(笑)
添えてあるまたミニミニのヤングコーンにトリュフとポテトを挟んでサンドイッチにしたものがすごく美味しかったな。
お肉に合わせて赤をいただきました。「軽めのものを…」とお願いすると熟練そうな男性のスタッフさん(毎回お酒聞いてくださったのはこの方だったのでソムリエさんなのかな?)が「やはりブルゴーニュですかね…」とこちら"フレデリック・マニャン ジュヴレ・シャンベルタン"を出してくださいました。
華やかで美味しい赤。
すっごくグラスが大きく手作業だと拭き上げのときに割ってしまうのでドイツ製のグラス専用食洗器があるそうです。
そんなお話までしてくださるのが楽しい。
最後に「お腹に余裕がありご興味ございましたらチーズの用意もあります…」とのことでしたが満腹すぎたので遠慮しました。
お隣の方が頼んでいたのを横目で見たらしっかりワゴンでいろんなチーズが来ていてすごく楽しそうだった~!
最後はデザートになるので一度ナプキンを回収いただき、こちらを出してくださいました。
また踊り子モチーフの刺繍が入っていてすごく素敵~!
紅茶のサンプルを出してくださり、ここから選ぶことができます。
こんなにあるとすっごくすっごく悩んだ…!
そしてバースデープレートが~!!
すーーっごくかわいい…。フランボワーズのチーズケーキです。
嬉しすぎる…!
LA GOURMANDISE DU PÂTISSIER
シェフからの本日のおすすめデザート
コースのデザートはストロベリーとパイナップルの二種類がありそれぞれお願いしました。
わたしは迷わずストロベリー!ソルベが濃厚ですごく美味しかった…酸味もありでコースの最後にぴったりですね。
パイナップルもすごく濃厚ですがこちらはジンジャーが少し効いていてミント味の飴細工が飾られ少し大人目な印象でした。
ケーキもカットいただきました。こちらもすっごく美味しいケーキだった…。
ちなみにかなりお腹が苦しく後半戦苦しんだのですがお持ち帰りすることも可能なようです。
紅茶も到着。
最後に小菓子。
アメリカンチェリーのタルトにアメリカンチェリーのパートドフリュイ、シトロンのマカロンにカヌレ。
フランススイーツの良いとこどりが過ぎる…!
ACCOMPAGNÉS DE MIGNARDISES | THÉ, CAFÉ OU INFUSIONS
コーヒー・紅茶・ハーブティー 小菓子と共に
どう見ても卵黄にしか見えないこれはマンゴーのムース?でした。
すごく濃厚でそのまんまマンゴーで美味しかったけれど見た目が卵黄すぎる。
お土産にシェフパティシエさんが焼かれたというシューケットに選んだ紅茶をいれてくださいました。(ちゃんと1人ずつ渡してくれたというのに彼のと取り違えてしまったのは内緒ね…)
おうちでも余韻を楽しむことができるのが嬉しいですね。
これは彼がくれたお花。
は~本当に素敵なディナーでした。
一度は訪れてみたい!と思っていたお店だったので当日ここがどこか分かった瞬間にびっくりしてしまった…。
お料理が美味しいのはもちろん、スタッフのホスピタリティが素晴らしくちょっと話題にしたお食事や内装についてすぐ教えてくれるし、
提供時に2人がかりで同時に提供してくださるのですがその息の合い方が尋常でない!
え…シンクロ…?双子なの…?ってくらいに息の合った動きで紅茶を出してくださったとき(カップを置く→茶こしを置く→注ぐ→茶こしを下げるの動作が全部そろってるんだから…)には思わず拍手しかけました。笑
幸せな誕生日だった♡
ではでは、また次のブログでお会いしましょう。ばいばーい!