こんにちは。わたしです。
今日はタイトルにもある通りこちらの東京都美術館へやってきました!東京都美術館、上野動物園のすぐ横にある美術館ですね。
上野の美術館群っていまいちどこの建物なのか名前を聞いてもわからないですよね…笑
訪れた時はちょうどオリンピック中だったため入り口で荷物検査を行っており、少々物々しい雰囲気でした。正門を入ると球体がお出迎え。勝手にガンツと呼んでいますが(笑)こちらもうすでに作品。彫刻家、井上武吉の「my sky hole 85-2 光と影」という作品だそうです。
今回見にきたのは2021年4月24日(土)~8月29日(日)に開催されていた特別展「イサム・ノグチ 発見の道」。私は決して彫刻のことには詳しくないのですが…自分的な記録にもなりますし行きたかったけれどタイミングが合わず行けなかった人もこんな展示あったんだ!と見てくれたらいいな。
こちらの展示は第1章、第2章は写真撮影が可能でしたので写真も合わせて載せていきたいと思います。
第1章 彫刻の宇宙
まずは第1章、彫刻の宇宙。入ると目の前に「黒い太陽」。花岡岩で作られたものらしくつるつるとしていてかっこいいのですが彫刻って本当にこれまで縁がなかったのでなんと表現したらいいのか…!
本当に雑な感想(笑)ばかりになってしまうとは思いますがお付き合いください。
このフロアにはイサムノグチのライフワークである<AKARI>。
実はわたしイサムノグチってAKARIのイメージしかなかったんですよね。岐阜提灯に着想を得たものだそうでよくホテルとかにも置かれていますよね。
真ん中が道になっていてすごく映える空間。写真撮影が可能のためここでインスタの写真を撮っている女の子がとても多かったです。
以前宿泊したHOTEL K5にもあったなあ。
<AKARI>を囲うように彫刻が置かれています。
普段絵画ばかりの美術館に行くことが多いためこのように順番が決まっていなくて人それぞれのペースで見ることができるの、すごくいいな…と思いました。
「追憶」。つい…おく…うーん……わからん…と思ってしまったり。
「グレゴリー(偶像)」。わかるようでわからないけれどちょっと好きかも。
「幼年時代」。
「種子」。ちょっとなんかわかる気もする。
(このどうでもいいコメント書かないほうがいいかな…とも思う。でもわからないけど好きかも、とかそういう自分の適当な感性も大事にはしたい)
「化身」。
「クロノス」。これ格好いいですね。ブロンズ製。
「通霊の石」。
「女(リシ・ケシュにて)」。お〜〜!!!!これはわかるぞ!!!!
乳房のような女性の柔らかな肉感的な感じが出ていますよね。わかるとわかるで楽しいなと思ったり。
「限りある生命」。どういう感覚で石を削って彫刻を作ってタイトルをつけて評価されるんだろう…全然未知の世界なので楽しいです。この素材好きだな、と思ったらブロンズだそうでブロンズでも色も材質も全然違うように思えます。
石ってやはりなんかパワーを持っているんだろうな。無機物なのになにか水水しいようなパワーを感じたり、でも温かみのあるような気もするんですよね…。
「旅」。彫刻ってなんかいいかも!と思った次にはわけわからん…となるのもこれはこれで楽しい。
これタイトル見た瞬間くすっと笑ってしまった。「モンローヒップス」。
「サークルストーン(お地蔵さん)。」急にあっそうね…そのままですね…みたいなのがきたりもする。
第2章 かろみの世界
2階の展示室へとやってきました。展示室の端で一際目を引くのはスタンドタイプの<AKARI>。
こちらはパークハイアット東京の客室にあったものと似たようなタイプですね。
2章ではイサムノグチが日本文化に影響を受けた様子をみることができるとのこと。
「黒いシルエット」。シルエットというか仮面の男のように見えるのはわたしの錯覚…?こちらの作品は陽極処理されたアルミニウムという素材を使っています。
アルミニウムの陽極酸化皮膜処理は日本が誇る世界的技術だそうなので影響を受けたのはそこかな?
「山つくり」。うーんわかる気もするぞ。
これは知ってる!イサムノグチのソファですね。ちょっと素敵なお宅に置かれてる印象がありわたしのイサムノグチのイメージって彫刻家よりこういうインテリア系のものの方が強い。
「リス」。かわいいですね。
「レディ・ミラー」。写真でも反射するくらいに眩しい…。
「ジャコメッティの影」。ジャコメッティというのはスイスの彫刻家だそう。細く単純な人体構造で人間の不安と孤独を表現した彫刻家だったのでそれをリスペクトした作品なのかしら。
「プレイスカルプチュア」。なんだか街中にありそうなモニュメントですね。
「びっくり箱」。かわいい。
「坐禅」。
「宇宙のしみ」。どういう…ことだろう…。
猛反対側にも<AKARI>がありました。こちらもまた素敵です。
第3章 石の庭
第3章は残念なことに撮影不可。晩年に香川県牟礼市にアトリエを構えたノグチイサムの石掘作品を展示したもので現在は「イサムノグチ庭園美術館」に所蔵されているためまとめて東京で展示されるのは初めてとのこと。
映像で見た「イサムノグチ庭園美術館」はすごく美しく、屋外で展示されているため雨の日は雨の、晴れの日は晴れの、もちろん曇った日は曇りの彫刻の姿を見ることができて本当に素敵そうでした。
展示物は同じものだというのに牟礼に行きたい気持ちが高まってしまいました。「イサムノグチ庭園美術館」、一度は訪れてみたい場所がまた増えてしまったな。
イサムノグチ、彫刻は全然わからない中で<AKARI>見たさに訪れたけれどわからないなりに楽しくていい経験でした。やはり企画展となると普段は自分の興味のある分野しか見に行かないけれどこういう出会いもいいな。
理解できないかも…と不安に思わずわからないなりにいいとこ見つけて楽しんでやろう(偉そうだけど)みたいな気持ちで気軽に美術館に訪れたいものですね。
…とは言っても次にこの東京都美術館を訪れるのはゴッホになりそう。もともとゴーギャンが好きなのですがゴーギャンとゴッホは切っても切り離せない関係というか見ておかないとな!みたいな気持ちになりますよね(笑)
そういえばロンドンナショナルギャラリー展でこの日もゴッホの向日葵を見たな。
ではでは!また次のブログでお会いしましょう。ばいばーい!