2023年2月宿泊
こんにちは。わたしです。
【2023.02 松本奈良井旅】
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【2023.02 松本奈良井旅②】江戸の面影を残す宿場町、奈良井宿に行ってきました。
【2023.02 松本奈良井旅③】松本ラストは名物山賊焼を食べて特急あずさグリーン車に飛び乗る!
【宿泊記】あづみの湯 御宿 野乃 松本 禁煙ダブルルーム 805号室
初めて訪れた江戸の街並みを残す宿場町、奈良井宿。そうだ、奈良井に行こう、と思い立ったのは築180年の酒蔵をリノベーションしている宿があるというのを見かけて調べたところなんと期間限定で木曽のご馳走ツキノワグマをいただけるコースがあるということから。
ジビエを特別好むわけではないのですがちょうどお宿を調べた時期にその時期だけの特別なコースがあるなんてご縁かな…?と早々に予約しました。
今回は一休.comより予約、"【本館・歳吉屋】百二/格子越しに通りを感じる贅沢さ (和洋室)"というお部屋で"冬の木曽でしか味わえない御馳走「ツキノワグマ」を堪能する特別料理プラン"。1名1室85,690円でした。
Check In
BYAKU NaraiへはJR奈良井駅からゆっくり歩いて10分ほど。初めての奈良井宿で街並みが素敵で写真を撮りながら歩いていたので早歩きなら5分ほどで着けるかもしれません。
大きな杉玉が目印で街並みに馴染んではいるものの杉玉があるからわかりやすい。
ちなみに本日は本館である歳吉屋に宿泊するのですが、他にも3棟あるみたい。
BYAKU Naraiは前述した通り酒蔵をリノベーションしたホテル。
こちらはもともと「杉の森酒造」でしたが2012年に廃業。そこから休眠状態だった酒蔵をリノベーションするプロジェクトが立ち上がり2021年にBYAKU Naraiができたのですがホテルだけでなく酒蔵も「suginomori brewery」として再生しています。
アドバイザー、杜氏、番頭に元松本酒造の方をお迎えしているそうで、新ブランドの日本酒「narai」をディナーの時に飲ませていただいたのですが美味しさに納得。
…というか純粋にリノベホテルなだけだと思っていたので敷地内で日本酒が作られているところに泊まれるなんて嬉しすぎる!!
さてさて、日本酒も大好きなのでついつい話が長くなってしまうのですがまずはチェックインをしましょう。
こちらのフロントでは奈良井を観光する前に荷物を預かっていただけました。
生姜ドリンクを出してくださり、ぴりっと辛くて外が本当に寒かったので体があたたまります。
宿泊者は無料でこちらのフロント横の冷蔵庫内のドリンクをいただくことができます。
籠も用意されていていくつかいただいていっても良さそう…?
アルプスワインさんの旬摘の信州りんご、信州もも、完熟オレンジ、信州ぶどう(ナイアガラ,コンコード)、お水とおんたけ茶がありました。
Room
お部屋へは外を通って向かいます。
こういう住むように暮らすお宿、めちゃくちゃ好き。
本日のお部屋はこちら、本館・歳吉屋の百二。
歳吉屋で唯一表通りに面しているというのに惹かれこちらのお部屋にしました。
めちゃめちゃ雰囲気ある…素敵…。
さて鍵を開けて玄関をがらりと開けると玄関とそして上に続く階段。
左手側の障子は鍵がかかっていますがフロントに続いています。
わたしのお部屋はちょうどフロントの上の階になるようです。一棟貸し系のお宿って一人きりなのが少し怖いなあと思ってしまうのでフロントがすぐそこなの、ちょっと嬉しい。
ちなみに深夜は人がいなくなるとのことでした。
階段を上りがらりと扉を開けるとベッドの頭部分が目に入ります。扉に頭を向けて窓に足を向けて寝るなかなか不思議な形。ひらまつとかアマン東京とかソラノホテルとかもこの形ですよね。好きです。
そして右手側にリビングスペース、左側はわかりづらいですが水回りになっています。
Living Space
まずはこちらのソファのあるスペースを見ていきましょう。
L字のソファがあり広々。おうちのリビングみたいですね。
肌触りの良いシックなグレーのソファがすごくかっこいい…。
滞在時は基本ここでごろごろしたり作業したりしていました。
テーブルの上にはいろいろ置かれていますね。
ウェルカムスイーツとして紅梅の練り切りが置かれていました。
学生の時は茶道をしていたのですが最近はほとんど練りきりをいただく機会がないので嬉しい。
そしてその上に置かれているのが「百札」。
奈良井宿の人たちとともに抽出した地域の100の体験がカードにされたものでレストランやバーなどでいただけるんだとか。
ホテルを楽しむことでこの地域のことに詳しくなれる、とっても素敵な仕組みですよね…?!
最初の一枚はテーブルの上にあり、チェックイン時に「館内を探してみてくださいね」と案内を受けたのですが素晴らしい取り組みだな…と感動してしまいました。
その他に約款や館内の案内のバインダーも置かれていましたよ。
リビング横の窓際、ライティングがすごく綺麗。
昔の奈良井宿とBYAKU…というか当時の杉の森酒造の写真ですね。いまここに滞在しているんだ、と思うとエモーショナルな気持ちになります…!
Mini Bar
リビングスペースの奥の棚がミニバーになっています。
こちらもまたシックでいい感じ~!
先ほどご紹介した百札がここにもありますね。壺の中にはお茶のティーバッグが入っていました。
それとグラスにお水もしっかり完備。奥にあるのが一休ダイヤモンド特典としていただいた「市内のワイナリーからセレクトしたボトルワイン」。
事前の予約確認のお電話でどんなものがいいか詳しくヒアリングして置いてくださったのですが…肝心のワインのボトルは撮影せずに飲んでしまいました…!
お豆やコーヒードリッパーもあるのでゆっくりコーヒータイムを楽しむことができますよ。
下の段にはセキュリティボックスと冷蔵庫がありました。
Bed
続いてはお部屋の真ん中にあるベッドを見ていきましょう。
正面から見るとこんな感じ。
ツインベッドになっています。この写真だとわかりづらいですがベッドの間は少し離れているのでお友達同士でも良い距離間。
ベッドの上にはパジャマが置かれていました。
上下セパレートの物でちょっと珍しい黄味のかかったブラウンカラーが素敵。
ベッドサイドにはスイッチのコントロール。そしてそれぞれコンセントとUSBが1つずつついていました。
Bath Room
お手洗いですが一見分かりにくくお部屋に入ってすぐ左手にありました。
開けるとこんな感じ。ちょっと幅が狭めに感じましたが綺麗なお手洗いです。
そして手前の赤い光は火災報知機ですね。古い建物だからでしょうか?お部屋にこの赤いランプの火災報知器があるのは初めてでちょっと不思議な気持ちでした。
お部屋の左奥はバスルーム!
アメニティがすべてOSAJIでそろえられていました。
それと洗面台横には桶に入った入浴剤たち!
酒粕や生薬、そして木材がありました。どれもこの酒蔵や近隣のものが使われていて全部網羅したい…!
大浴場もあるのですがお部屋のお風呂を使わないのはもったいないですね。
洗面台の下にはお風呂用のかごとタオル、ドライヤー、アメニティが置かれていました。
ドライヤーはKINUJOというT字で折り畳みが可能なもの。細身ですが風量もあって良いですね!一般でも購入できるお品のようで3万円程する良いお品でした。
アメニティはこんな感じ。
洗顔やクレンジングもOSAJIの物が入っていました。ボディタオルがあるのも嬉しい。
バスルームの中はこんな感じですごく綺麗!お部屋のお風呂も檜風呂なのすごすぎませんか…。
しかもお部屋に入った時点でお湯が沸いていて保温されていました。
自宅でも同じですがいざお風呂に入ろうと思うと沸かすのに時間がかかるのが億劫なのですごくありがたいです。
こちらのシャンプー類などもすべてOSAJIでした。
View
最後にお部屋からの景色。
最初の方で「歳吉屋で唯一表通りに面しているというのに惹かれこちらのお部屋にしました。」と書いているのですがこの右側の障子が全部窓なんです…!
ただ格子がついているので思ったより景色は良くなく、お向かいのお家?が見えるのみ。外が見えることでより奈良井宿に宿泊している感じがするんじゃないかな〜と思ってこのお部屋にしたのですが別に内側の眺望のないお部屋でも良かったかも…?と思ったり。
それぞれ家具もレイアウトも雰囲気も全然違うお部屋なので、また他のお部屋にも宿泊してみたいな〜!
Public Bath
BYAKU Narai、お部屋も素晴らしいのですがなんと大浴場もあるんです…!
えっもう大丈夫だよ…?十分だよ…?と遠慮したくなる満足度の高さ。
大浴場はレストランの奥にありました。
かつて杉の森酒造の貯蔵庫があった空間だそう。
変な時間に寝てしまい、早朝に目覚めたため大浴場が開く6:00ぴったりに行ったところ貸し切りでした!
このお風呂は信濃川の源流である山の湧き水を引き込んでいるそう。そして空間の木材は木曽五木(ヒノキ、サワラ、アスナロ、コウヤマキ、ネズコ)。
ただ大浴場を作っただけでなくこういったところにもこだわりを感じます…!!
大浴場の横手にsuginomori breweryの日本酒が。おしゃれな展示~と写真を撮っていたら…
奥にタンクが見える~!本当に同じ敷地内で日本酒を作っているのですね。感動でした。
Comment
BYAKU Narai、本当に本当に良いお宿でした…。
1人で宿泊するにはちょっと贅沢なお値段ではあったのですがすべてに木曽や奈良井への愛とこだわりを感じられてもはや安いのでは…?(どんなジャンルでもそうですがホテルヲタクの金銭感覚は狂いがちです)
素晴らしい復活をされた杉の森酒造。suginomori breweryさんのお酒も夕食にいただいて美味しかったのでお取り寄せしたい…
そうそう、BYAKUを語るうえで食事のことももちろん触れなければ。
夕食は熊のコースをいただいたのですが本当に美味しくて驚き。朝食も素朴ながらに美味しさを感じるもので(食事についてはまた次のブログで書きますね)BYAKU…手を抜いてるところはないの…?と逆に不安になってしまいます。
本当にどこもかしこも素晴らしいお宿でリノベーション系のホテルがお好きだったら満足すること間違いなし。
わたしも今年の冬も熊のコースが出たら絶対訪れたい…と思っていたのですが熊の被害が増加していたりなかなか難しいものがあるのでしょうか。それならまた時期を変えて再訪したいな。
ではでは!また次のブログでお会いしましょう。ばいばーい!!